プリンスのテニスラケットの特徴と評判

多くのスポーツで海外のトッププロが使用しているモデルというものが日本にも輸入され、日本のファンの間でも大ヒットするということがよくあります。硬式テニスの世界でも同様で、日本国内のメーカーでも素晴らしい硬式テニスのラケットメーカーがありますが、海外のブランドでも人気のものはたくさんあります。そのうちの一つが米国のプリンスというブランドです。今回はこの会社の歴史や商品の特徴などを調べてみましょう。

始まりはテニスボールマシン

プリンスという会社は1970年に米国はニュージャージー州で発足しました。その街の名前はプリンストンという名前で、それにちなんで創業者がリトル・プリンスという名前を冠したテニスボールマシンを作製しました。その流れでこの社名が付いたようです。1976年には早くも110平方インチのテニスラケットを発売しました。後には硬式テニス以外にもバドミントンやスカッシュの製品を発売し、1990年からは一時期ベネトンの傘下に入っていました。当ブランドの日本国内での販売に関してですが、グローブライドが販売ライセンス契約をおこなっています。

著名なトッププロも愛用していたプリンスのテニスラケットは世界中のテニスファンからも人気があり、このブランドの商品ばかり何本も揃えているというマニアもいるほどです。皆さんにもぜひ一度使用してみてほしいブランドの一つとなっています。

プリンス製品の特徴

このブランドの製品の特徴としてはやはりO3構造と言われる作りでしょう。この構造のおかげで小さな力でも早いボールを打ち返すことができるように設計されているようです。手やひじなどに負担をかける心配も少なくなります。打感も良く一つ一つの動作を素早くすることが可能になり、楽しくプレーすることができるようです。こうした構造は進化を続け現在ではボールの衝撃吸収力も高まっており、ラケットのブレも極力抑えられるように設計されています。こうした独自技術に関してメーカーでは特許を取得しています。

歴代のグランドスラム優勝者やトッププロ、そして日本の有名テニスプレーヤーたちもこのプリンスのラケットを愛用してきました。硬式テニスをプレーする人たちにとってはそうしたネームバリューだけでも一本は欲しいラケットと言えるのではないでしょうか。では実際にアマチュアの人たちで使用している人たちはどのような感想を持っているのでしょうか。

評判から見るプリンスのラケット

プリンスの硬式テニス用ラケットはコントロールのしやすさ、安定性やパワー、そしてテニスにおいて重要なスピンとすべての項目で高い評価を得ているようです。TOUR PRO 100T XRというモデルは特に人気があり、重量も300グラム以下なので扱いやすいと評判です。軽い物だとラリーが続いた時などにパワー不足になると思われがちですが、このプリンスラケットはコントロールをしっかりとしながらスピンを効かせなおかつパワーロスせずにボールを跳ね返すことができるという評判です。

初心者には少し難しい製品だという意見もあるようですが、もしかすると少々ハードスペックなモデルを選んでしまったのかもしれません。どのブランドでも同じですが、様々なモデルが発売されているので、同じメーカーの中でも初心者向けのものや上級者向けのものがあるので、知識のある人にしっかりと聞きながら道具選びをしなければなりません。

技術と素材の移り変わり

硬式テニスのラケットに使われる素材や技術も日進月歩です。最近わたしたちが見るテニスラケットはカーボン素材が主流となっています。昔はウッドやスチールそしてアルミなどが使われていたようです。現在の製品は現状で軽くなっていますしデザイン性も高くなっています。こうした素材の変化の波にしっかりとついて行くことも各メーカーにとって重要な事となっています。時代の波に乗り遅れるとユーザーの要望とマッチせず会社としての人気を落としてしまうことになるからです。

中古品を選んで購入する方もいると思いますが、最新の技術を楽しみたいのであれば中古ではなく新作を購入することを考えたほうが良いかもしれません。また新しい製品を試打できるような機会やイベントがあれば積極的に試打したほうが良いでしょう。実際に握って振ってみると欲しくなるというのはプレーヤーの自然な感情ではないでしょうか。

海外ブランドの中でもおすすめ

数ある海外ブランドの中でもネームバリューもあり、多くの有名プロが使用してきたプリンスの製品はテニスファンであれば一度は使ってみたいアイテムだと思います。スクールなどに通うジュニアプレーヤーの場合比較的国産の製品を使っているケースが多いかもしれませんが、中級者以上になり何本かラケットを持つようになったら、このプリンスの製品を試してみるのも良いと思います。またこのブランドを使用している過去のトップ選手の動画などを見てみるのもおもしろいです。